トヨタ　クラウン（GRS214）

まず、ウロコ（シリカスケール）の付着が気になりました。撥水コーティングをされたガラスは、未施工のガラスに比べてウロコの付着は穏やかなはずなんです。
「施工時（オーナーさんご自身による施工）に湿度の管理が上手くいかなかったようで、液剤（コート剤）が変質したのかも知れない…」と、おっしゃってました。
確かに起こりうる事で、こういったケースで付着したウロコは若干手強い傾向があります。と言うのは、通常コート剤の特性として「対象物（今回は窓ガラス）との密着性が強くなるように設計（処方）されている」からです。そのコート剤の変質により付着したウロコは、同じように「窓ガラスに強く密着している状態」と懸念されます。
こういったケースは窓ガラスに限った事では無く、ボディにも言える事ですね。

今回は、経過日数もそれ程経っていないので（１年強）、ましてや対象は窓ガラスですからそれ程深刻ではありません。
若干レベルを上げた研磨作業で、本来の状態に復活しました。

研磨作業が終了しましたら、洗車に移ります（今回は洗車もご希望）。
洗車ついでに窓ガラスの状態もチェック出来て（前回のコート剤の取り残しをチェック）、好都合です。研磨作業により、完全にプレーンな状態になった窓ガラスというのは写真のように（ギャラリー写真５枚目）全く水を弾きません。　

洗車後は、脱脂をしてコーティング作業です。