新車からちょうど1年経過のお車で、コンディションは相応だと思います。
目立ったヘアスクラッチ(以下HS)は少なく、ウォータースポット(以下WS)の付着も平均的です。
磨き作業は、初期研磨から開始しました。
塗装は比較的柔らかい方ですが、クセが無く磨きというアクションに対してもナチュラルなリアクションで磨き易いです。
(初期研磨で)普段、ほぼメインで使用しているスーパーPM「ナノ」コンパウンドが、この塗装とあまり相性が良くないようです。
使用バフは毛先8㎜のポリッシングウールバフ、ポリッシャーはシングルアクション。
そこで、KATANA「FX」の希薄バージョン(本液:水=8.5:1.5)をタップリ使用し、ポリッシャーの回転数を抑え気味で「ねっちり磨き」とアプローチ方法を変更。
すると…バツグンのリアクション&仕上がり具合に変化してくれました。
結果的に研磨熱の発生も抑える事ができたので、コンパウンドの「埋まり」も穏やか…自然に「抜き」の作業であるフォロー研磨もラクになる…という好ましいスパイラルとなりました。
フォロー研磨は普段ウールバフ(カット性が高い)を使用するのですが、ラウンド形状の箇所が多いコチラのお車では適所に低反発ウレタンバフを併用しました(バフ目防止)。
コート剤は、高硬度&高膜厚タイプをチョイスしました。
施工性が「難」なコート剤ですが、少スパンずつ確実にコツコツ進めていきました。
- 施工費用
- 69,120円
- 施工時間
- 17時間43分