新車からちょうど2年経過のお車で、オーナー様のお悩みとして「鉄粉の付着がとても激しく、ザラザラしている。」でした。
鉄粉除去については、セオリーである「トラップ粘土」による方法と、チオグリコール酸アンモニウムを併用しました。
チオグリを使用するメリットとしては、塗装面の奥に残った鉄粉(粘土ではフォローし難い)の除去に効果を発揮します。
鉄粉以外のコンディションとしては、ヘアスクラッチは少なめでウォータースポットは気になるレベルですね。
磨き作業は初期研磨から開始しました。セット内容は「毛先8ミリのポリッシングウールバフ+スーパーPM「ナノ」コンパウンド+シングルアクションポリッシャー(中高回転)」です。
バフの食い付きや、それに伴う研磨熱の対上がりはとてもナチュラルで◎でした。
コンディション的に研磨熱ガンガンの「ガチンコ」初期研磨を行う必要はありませんでしたので、コンパウンド(以下CP)の「埋まり」も穏やかです。
CP抜きである「フォロー研磨(7枚目写真)」では、硬度の高いトヨタ塗装のお陰?で、ポリッシャーの回転数もハイレンジが可能です。
それに伴いCPの「抜き」効果も上がり、リアルな塗装肌に仕上げる為の良いスパイラルで進められます。
ちなみにフォロー研磨では、メンツェルナ「85J」CP(希薄バージョン)を使用しました。
- 施工費用
- 84,240円
- 施工時間
- 21時間55分