ｅｋワゴンのエアコンフィルター加工＋エバポ洗浄

当店の代車ekワゴンのエアコンフィルターを装着します。

ルームクリーニングが終了してタバコ臭は消滅したのですが、エアコンをONすると「モア～」とニコチン臭が吹き出してきます。

そこでフィルターを装着したいのですが、当車（H81W前期）は元々フィルターレスなので、装着には加工が必要です。

エアコン自体は、殆ど効かない状態ですが（おそらくガス抜け）、ガス補充の前に今回の作業を施します。

 

まずはグローブボックスを外し、赤線の部分をカッターで切り取ります。

気温が高いので樹脂が柔らかくなっており、とても簡単にカット出来ます。

 

フィルターを入れるボックスの窓を開ける（加工）のですが、予め溝が入っているので、それに従ってカットするだけです。

 

中にはエバポレーターが収まっているのですが…物凄い汚れ。まっ茶っ茶で、おそらくヤニ。

エバポレーターはラジエターと同じような構造をしているのですが、汚れで形が分かりません。

通気性がゼロです。これがラジエターだったら一発オーバーヒートです。

ひょっとしてエアコンが殆ど効かないのは、これが原因？

 

エバポの洗浄を行います。

汚れが飛び散りますので、周辺を養生します。

 

専用のエアコンクリーナーは使用しません。

アルカリ性クリーナーを使用しますが、スプレーのノズルだけ「フォーマータイプ（泡状に噴射する）」に交換します。

 

エバポの表面はとてもデリケートなので、クリーナー＆ブラシで優しくクリーニングします。

濯ぎはエアーブローですが、空気と一緒に水も噴射可能なタイプのガンが役に立ちました。

 

物凄くキレイになりました。

 

汚れは水と一緒にドレンを経由して車外へ排出されます。

 

今回装着するフィルターです（蓋付き）。

 

【裏技？】装着前に消臭剤をタップリと噴射しておきます。

フィルターが乾く前に装着してエアコン全開です。

ものすごく冷たい風が吹き出し口から出てきます。

衝撃的（感激）です。

結局、故障（ガス抜け）ではなく、汚れによるエバポの「詰まり」が原因だったようです。