Before
経年の紫外線による塗膜の硬化が感じられました。「硬化」といっても硬質な塗装とは違い、弾性が失っていくネガティブな現象ですので、進行する(何年~)につれて超微細な(目に見えない)クラッキング→クリヤー層の褪色へと進んでしまいます。
塗膜自体は失っていないので、研磨により酸化皮膜のリセットを行い、コーティング処理を施します。
初期研磨のセット内容は「ロング系ウールバフ+KATANA「ナノ」コンパウンド+シングルアクションポリッシャー(中高回転)」にてスタート。
バフの滑りが激しく食い付いてくれません。研磨熱の立ち上がりも鈍く、研磨効率も良くありません。硬化した酸化皮膜を磨く際の典型的なフィールです。
コンパウンドをメンツェルナ「34a」に変更して対処しました。
34aは、研磨力はピカイチですが、代償として「強いバフ目」の付着が発生しますので、その後の工程は「バフ目消し」+「リアルな塗装肌へもっていく」がポイントとなります。
仕上げ磨きの工程まで「スクラッチの戻り」を注意しながらの作業となり、最後まで集中力を求められました(笑)。
- 施工費用
- 61,560円
- 施工時間
- 23時間59分