23年経過のお車ですが、保存環境が良かったと思われ、コンディションは平均(23年経過)以上だと思います。
数ヶ所クラッキングが発生していましたが、最小限だと思います。(写真4枚目)
クラッキングは一見「ヘアスクラッチ(以下HS)の集まり」に見えますが、HSは異質のもので根が深く(クリア層そのものの割れ)研磨作業で修復する事は不可です。
塗膜マージンに注意しながら磨き作業を進める必要がありました。
【初期研磨のセット内容】
毛先8ミリのポリッシングウールバフ+KATANA「ナノ」コンパウンド+シングルアクションポリッシャー(中~高速回転)。
この時代のメルセデスは「耐擦りセラミッククリアー」ではなく、塗膜硬度も「普通?」に感じました。
とてもナチュラルで磨き易いです。
初期研磨で発生したコンパウンドの「埋まり」を抜くフォロー研磨(7枚目写真)ですが、思っていたよりもポリッシャーの回転数が上げる事が出来たので、抜き効率がアップしました。
仕上げ磨き(8枚目写真)は、コンパウンドレスの「空当て」で仕上げました。
今回は、研磨熱を掛けた「ガチ磨き(初期研磨)」を行ったわけではないので、コンパウンドの「埋まり」も穏やかでした。
コーティング(9枚目写真)は、テフロン系のコート剤をWアクションポリッシャーで塗り込んでいきました。
- 施工費用
- 60,480円
- 施工時間
- 26時間38分