10年経過のお車で、ソリッドカラーあるあるの「チョーキング」により、艶が無い「マット」な塗装肌になっていました。
映り込みも無い状態です(Before写真)。
【初期研磨】
チョーキングが発生したソリッドカラーには、「毛割りの進んでいないミディアムウールバフ+ナノ系コンパウンドをタップリ+シングルアクションポリッシャー」のセットが相性良いと思います。
研磨力のわりには研磨熱の発生が穏やかで、パネルへの熱負担が抑えられます。
この行程(初期研磨)がとても重要で、この段階でのクオリティが最終的な仕上がりに影響してきます。
初期研磨の研磨熱によって発生するコンパウンドの「埋まり」を抜く「フォロー研磨」です(8枚目写真)。
柔らかいく独特のクセのあるソリッドカラーなので、リアルな肌を出すこの行程では慎重を要しました。
雑に扱ってしまうと、簡単に「目」が入ってしまい、バフの選定とポリッシャーの回転数が重要になります。
【仕上げ磨き】
仕上げ磨きはコンパウンドレスの「空当て」を敢行しました。
ナーバスで柔らかいソリッドカラーでは、なかなか「空当て」が上手くいかないものですが、今回は上手く「キレて」くれました。
【コーティング】
今回はポリマー系をご希望で、テフロン系のコート剤をWアクションポリッシャーで塗り込みました。
- 施工費用
- 44,280円
- 施工時間
- 21時間38分