ホンダ　Ｎボックス（JF2）

5年経過のお車で、塗装肌のコンディションは平均的です。
ヘアスクラッチ、ウォータースポット類、酸化皮膜などの発生も経過相応です。

【初期研磨のセット内容（４枚目写真）】
毛先6ミリのファイナルウールバフ＋KATANA『ＭＸ』コンパウンド＋シングルアクションポリッシャー（低中回転）
塗装がとても柔らかいので、セット内容も「ガチ」の必要はありません。
ホンダ車の塗装は独特のクセがあり、使用するコンパウンドとの相性によってフィールや仕上がりに差が出ます。
今回は、KATANAシリーズが助けてくれました（５枚目写真）。
もともと高次元でマルチなポテンシャルを持ったコンパウンドですが、対象を選ばない性格はとても助かります。

ホンダ車の磨き工程で最も気を使うのがコンパウンド抜きであるフォロー研磨です（６枚目写真）。
リアルな塗装面を出す工程ですが、バフ＋コンパウンド＋ポリッシャー（Ｗ or ギア）の組合せをベストにもっていかないと、仕上がりが上手くいきません。
そのストライクゾーンが狭いのです。

【下地処理終了後の塗装肌】
映り込みがクッキリとしてウルウルしています。
塗装が柔らかい分、それ程ハードな磨き込みを行わなくてもミラーフィニッシュに近づける事が難しくありません。
（最優先は塗膜マージンをキープ）

【コーティング】
今回は「親水タイプ」をご希望でした。
アルコギ珪素系で親水キャラのコート剤を施しました。